自分の価値観を、のぞき見る。

| コメント(0) | トラックバック(0)
今日は朝から、日経就職ナビサマーカレッジの「仕事発見プログラム」に参加してきた。

多 くの大学3年生が、「自分の仕事を発見しよう!!」という意気込みでやってきていた。もちろんこんなところで自分に最適の仕事なんて見つけられるものではない。このプログラムのゴールは、「じゃあ、自分に最適な仕事を探すのは、どうやんの?」という質問に対する一つの答えを示すことだった。

ここで示した一つの答えとは、「自分の価値観こそが、自分にとって最適な仕事を見つけてくれる」というものだった。


今、 日本には100万社とも言われる数の株式会社があるらしい。その中では様々な仕事が行われ、それら一つ一つが僕らの生活を支えている。その中で、もし仮に「自分にとって、この中から最高の会社を見つけたい!」と思っているとしたら、この星の数ほどの会社を一社一社つぶさに観察し、自分にとってどの会社が最高かを考えなくてはならない。でも、それは無理よね。100万だもの。

そうすると、自分の中である程度の判断軸を持つ必要が出てくる。すなわち会社を選ぶ基準であるが、今の時代ではこれが往々にして「人気企業」「有名企業」「高収入企業」「安定度抜群企業」などになってくる。今の多くの就活生はこの軸を参考にして、100万社のうちから自然と会社を選んでいって、その中から「自分に合った最高の企業」を探してしていく(とりあえず大手企業は大人気)。では、その選び方は上手くいってるのか。これも上手くいってない。なぜなら、3年で30%~40%の人が仕事を辞めているから。

「なぜ3年で仕事を辞めるのか」を調べている人によると、今は以前に比べて「元々辞めるつもりで入社した」「入ってみたはいいものの、自分が求めていた企業ではなかった」という人がすごく多いらしい。「元々辞めるつもりだった」組の人たちは、一度企業に入ってみて、企業とはどんなところかを経験したうえで、 「自分にとっての最高の仕事を探そう!」と思っているのだそうだ。でも、それじゃあ君にとっての就職活動は何だったのか?と問いたくなる。個人的には、大学卒だとすれば学生生活で何をしていたのか。学生生活をどういう風に捉えて過ごしていたのかが気になるところ。だって、別に企業に入ってそんなことしないでも、大学生活の内にそれをやってしまえばよかったわけだし。

また、「入ってみたはいいものの、自分が求めていた企業ではなかった」組も同様で、就職活動で何をしていたのだろうと思う。「自分が求めていた企業ではなかった」のに、入ってしまったわけで。


その中で、自分も就活生として思うことは、就職して3年で辞めてしまう人が3割もいるのは、就職活動は上手く出来ていないんじゃないかということ(もちろんキャリアアップのための転職や、意味のあるステップアップとして辞職している人も含まれているはず。彼らが会社を辞めることは否定すべきことではないが、どれくらいいるかという数字が分からないのでここでは無視)。ではどこに原因があるのかというと、やっぱり就職活動を始める最初の段階の、100万社の企業の前での、「【この中から】自分にとって最高の企業を見つけたい!」という発想と、それを選ぶ基準をみんなが持つ基準で選ぶことがが間違っているのではないかと思うのです。理由は、自分の志や価値観を実現する「仕事の場所」として会社を選べていないから。

仕事をする上で必要なことは、「自分は何を成すか。」になると思う。まずそれを学生期で考えることは前提になるが、その考えるプロセスを経ると、自分は社会に出るにあたり「何を成すために、何をしたいのか」の答えがぼんやりと出てくる。(もちろん答えは一つじゃないし、そんなに明確にはならないと思うので、ずっと悩み続けると思うが。)そこまできて、初めて「じゃあ自分がしたいことのできる企業はどんなところがあるのか。」と会社を探せるようになると思うんです。それがなければ、起業してしまえばいいし。

「じゃあ自分は何を成すか。」と考えた時に、何がそれを導き出してくれるのか。それが「価値観」だと思う。

結局、みんながみんな同じことが大切だとは思わないわけです。じゃあ何が個人にそれを大切だと思わせるのかというと、その個人が積み上げてきた経験や、受けてきた教育・考え方→まさに「価値観」になる。だから、それを無視してみんなが一様の基準で会社を計ったとしても、それがその個人にとって最適の計り方だとは限らない。「人気企業」だとか「高収入企業」だとかはとても魅力的だけど、『今の僕にとっては』そこで40年働いていくには、その基準で計るだけじゃ足りないわけです。今の僕にとってそこで働くには、「社会にどんな貢献をしたビジネスをしているのか」だとか、「この会社は環境問題を改善してく方向で利益を上げる仕事をしているのか」だとか、そういう基準で計ることが必要になる。この基準は僕が考えるプロセスを経た上で、僕の「価値観」がもたらしたものであり、僕以外の人には全く重要ではないかもしれない。でも、個人個人がその基準を見つけて判断してこそ、「【自分にとっての】最高の仕事」を見つけられるのではないかと思うのです。


今回のプログラムで行った「価値観発見ワーク」では、今の僕の重要な価値観は「自分のために、他人を幸せにすること」「責任・こだわり」「目的」だった。前にやったときとちょっと違ったけれども、やってみて今の自分を表してるなとすごく思った。


長々と思っていることを書いたが、とはいっても最終的に自分の将来を決めるのには、非常に強いエネルギーが必要なんだろうな~と感じる。だって怖いもの。決めてしまうということは。じゃあどうすりゃ自分の最終決定に自信を持てるようになるだろうかね。やっぱ自分自身に、自信をつけることかね?



トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 自分の価値観を、のぞき見る。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.monoraltype.com/mt/mt-tb.cgi/93

コメントする

プロフィール
  • name/林 賢司
  • birth/1986/04/18
  • belong/KO大学4年
  • theme/自分のために、他人を幸せにする
  • "My Accept"/自分の経験から目を背けずに、「その時の自分なりに」受け止めていくこと。
  • purpose/「その時の自分なり」の解釈・観察・感情の蓄積。
  • contact/kenji[at]monoraltype.com

このブログ記事について

このページは、kenjiが2008年8月22日 23:19に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「自分のため」を、忘れない。」です。

次のブログ記事は「志を立てるということ(会津の教え四)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。