人: 2008年11月アーカイブ


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夏から携わらせてもらっている会津若松のプロジェクトも、いよいよ大詰めに差し掛かっている。

そんな中、本当に感動するニュースがあった。

以前、志を立てるということ(会津の教え四)という記事に書いた米農家の新田義則さんが、静岡県で毎年開催される「お米日本一コンテスト2008」で優秀賞に選ばれたそう。(この大会は最終審査をトーナメントで行うので、優秀賞は「第二位」を意味します。)えり子さんという方のブログに、結果が載っていました。 →誘惑に弱いリポーター通信:お米日本一コンテスト2008結果


記事では詳しく取り上げなかったが、新田さんは「日本のお米は、世界を救う」という志を持って、その志を実現するためには何が必要かを考えて、本当に行動しちゃっている米農家。その一つとして開発しているものが「米粉(ライスパウダー)」。米を粉にしたもので、元々団子など和菓子作りに使われるものらしいが、近年では小麦粉の代用品として期待されている。

新田さんが考えているのは、米粉でパンなどを作ろうというもの。そして、それを「食糧支援」として発展途上国への支援に使えないかと考えている。そうすれば本当に食料を必要としている人にたくさんの栄養素を含む米を届けられるし、減反政策でダメになった日本農業の活性化にもつながる。この考えの背景には日本のODA政策に対する疑問や、米農家として何ができるかという新田さんの視点と気づきがある。


米粉でパンやピザを作ることは様々なところで試されているらしいが、現在の技術では米だけでは小麦粉の代用ができないので、米に様々な添加物を加えて米粉が作られている。その結果、米粉の中での米の配合率は、40%ほどにしかなっていないらしい。しかし新田さんは、研究の末、添加物に対して米の配合率を 70%にもした米粉を開発した。これを少しずつ市場に出していきたいと話していた。そんな中、新田さんは初めて出したコンテストでこの賞を受賞した。味に高い評価をもらったということになるが、僕は何より志を立てて全ての物事に真摯に取り組む新田さんの人柄が出た結果だなあと、思った。

知り合いのところに米を送ってくれたそうです。食べに行かなくては。


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以前訪問したとき、「新田米粉」で作ったピザを食べさせてもらいました。完全に小麦粉の代わりというわけではなく、ちょっとモチモチしたピザでした。ただ生地に米の甘みもあり、おいしい。生地だけでいけます。今思い返せば、日本二位の味でした(笑)



プロフィール
  • name/林 賢司
  • birth/1986/04/18
  • belong/KO大学4年
  • theme/自分のために、他人を幸せにする
  • "My Accept"/自分の経験から目を背けずに、「その時の自分なりに」受け止めていくこと。
  • purpose/「その時の自分なり」の解釈・観察・感情の蓄積。
  • contact/kenji[at]monoraltype.com

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