インタビュー: 2009年8月アーカイブ

彼らの言う「花柄」とは?

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デザイナーの松永真さんにインタビューをした。

松永さんは日本最高峰のデザイナーの一人。ベネッセカルビーUNOザバス缶チューハイなどのロゴを手掛けられた方。作品集を見ていると、「あ!これもなんだ!」と思うロゴやポスターやモニュメントがとにかくたくさんある。

松永さんは、とても気さくな方だった。常に冗談を言っている方で、非常に楽しいインタビューができた。同時に「良く観察しているな」と思わせる。相手の特徴や考え方を自分という鏡に反射させながら、話をする。話の方向は、その人が良く映る方向へと進んでいく。松永さんはそれを"白紙"と表現する。白には"吸収"と"反射"の二つの側面がある。アーティストではなくデザイナーである松永さんにとって、白紙でいることはとても大事なことなのだそうだ。白紙であるからこそ「最適」にたどり着けるとも言えるのだと思う。


このインタビューで一つ、松永さんがデザイナーとして達成した偉大な話を聞いた。

ティッシュペーパーの「スコッティ」を作られた時のこと。松永さんはまだ若手で、コンペに参加したのは世界の名だたるデザイナーたちだったそうだ。そのコンペのテーマは、「決められたロゴを使うこと」「花柄を使うこと」。松永さんがどのような選択をしたのかは、インタビュー記事を作りますのでお楽しみに。


世界の名だたるデザイナーと競い合わなければならない中で、松永さんが考えたのは"日本におけるティッシュの役割"と"彼らの言う「花柄」とは?"ということだった。そして、そこに向き合った結果で答えを出した。そこに向き合ったことに対しては、自信を持っていた。

松永さんがすごいのは、デザインを考える上で根ざした場所はテーマの裏側、「本質」とも言える場所であり、それを的確に見抜き、そこから見える問題をコンペの問題としたこと。そしてそこから見える問題に対する答えを、コンペの答えとしたこと。そこに自信を持った。そもそも何が的確かなんてのはわからない。そこは直観だと言わざるを得ないところなのかもしれないが、それに対して自信を持っていたというのは、裏付けがあったからなのだろう。その裏付けの取り方は"白紙であること"の中に答えが隠されていると思っている。ともかくも、当時の松永さんの決断と自信には心が躍った。自分を重ね合わせてみて、「こうなりたいものだ~~」と思った。

また、松永さんとは"実体性"についても貴重なご意見をいただいた。
やっぱり実体が伴った経験からでしか分からないことって多いと思う。

考えの深まるインタビューだった。ここで得た考えを、僕の実体に伴った活動につなげていく。



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プロフィール
  • name/林 賢司
  • birth/1986/04/18
  • belong/KO大学4年
  • theme/自分のために、他人を幸せにする
  • "My Accept"/自分の経験から目を背けずに、「その時の自分なりに」受け止めていくこと。
  • purpose/「その時の自分なり」の解釈・観察・感情の蓄積。
  • contact/kenji[at]monoraltype.com

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