仕事: 2008年9月アーカイブ

昨日は日経就職ナビサマーカレッジ「自己分析プログラム」に行ってきた。(受講生ではなくサポーターとして参加した。)前に「仕事発見プログラム」に行ってきたが、それの姉妹版みたいなもの。(「仕事発見プログラム」のとき感じたことについては、以前の記事「自分の価値観を、のぞき見る」に書きました。)


この自己分析プログラムは、面談という場をイメージしながら「自分のことを、どれだけ相手に伝えられるか。」を考えてみるというもの。実際に話をしてみながら、それを分析していき、よりよく伝えるにはどうすればいいかを考えてみる。

最初にいきなり自己PRをお願いする。そうすると、大体が自分の実績や性格から自分を説明しようとする。しかし、そこから「私はこういう人間です」と話しても、5人も6人もが順々に話してしまっては、なかなか相手の印象が自分の中に残るものではない。それはなぜか?一つの答えとしては、「相手に興味・共感を持てないから。」だと思う。

相手を知らない中で、「私はこういう人間です」と説明されても、なかなかそれを理解することは難しい。長い時間をかけて付き合っていくのであればそれはそれでいいのかもしれないが、面談という短い時間で相手に強い印象を与えたいのであれば、相手に自分の強い印象を与えて、自分を理解させようとしなくてはならない。そのためには、「相手の経験と自分の経験が結びつく言葉で話し、相手を自分に共感させる」。これが今回のプログラムの骨子だった。


ではこの「相手の経験と自分の経験が結びつく言葉で話し、相手を自分に共感させる」というのは、どういうことで達成できるか。ここでは、「過去体験から、自分がどのような価値観を得て、今に至っているか」ということを説明できれば、相手と自分を結びつけられるとした。

どういうことかというと、「僕はこういう人間です」と話すよりも、「僕は昔、○○という経験をして、その時にこういった価値観を得ました。その経験を通して、僕はこういう価値観を大事にしている人間になりました。」と話したほうが、相手の自分に対する理解が深まるということ。前者も後者も、「自分はこうい う人間です」と話していることに変わりはないが、後者は「こういう価値観を持っているから、こういう人間です」と説明している。まずこれだけで、前者よりも相手の自分に対する理解が深まる。さらには、「こういう体験を経て、こういう価値観を持つに至った」と説明している。これを説明すれば、相手は「この人 はこういう体験をしてきた人なんだな」という理解もできるし、また相手が「自身の体験からその人の体験を聞き、その人を知れる。」ということにつながる。 これが非常に大切。

例えば、「自分は25m泳ぐことができなかった。しかし、そこで先生から「人には長所も短所もあるもの。」と言われた。それから私は自分の長所・短所を見分けられるようになるととも、例え最初に他人の悪い面を見たとしても、その人のいい面を探せる人になった。」と言ったとする。そうすると、それを伝えられた僕は、自分の短所を露呈した経験を思い返しながら、その先生が言ってくれたアドバイスを自分へのメッセージとして 置き換えて、かつその人が「そういう風に成長した人なんだな」と思いながら、その人を認識できるようになる。僕は25mを泳ぐことはできます。ただ、懸垂を何回もすることができないので、留学していた時、体力測定で友人らに冷やかされた経験があります。僕はこの話の「短所」という言葉では、それをイメージします。その中で先生の「長所・短所がある」という言葉を受けて、「そうだそうだ。僕は腕立て伏せなら友人らよりも出来たんだ。」と思いました。(体力測定における)僕の長所は「腕立て伏せ」で、短所は「懸垂」だったわけです。その上で、「私は相手のいい面・悪い面を見れる人だ」と言われると、「なるほど。そういう経験を経てるから、この人はいい面・悪い面を見られる人なんだな」と理解でき、相手の印象が自分の中に強く残る。

さらに、ここでその時どんな感情だったかや、それを受けた前と後の自分の変化なども一緒に話すとより深く広範にわたって自分を説明できるようになる。


また、話をする中では、「数字」「ストーリー」「立ち振る舞い」「意外性」というものを含めると、より話が相手に伝わりやすくなる。特に数字なんて、世代や価値観を超えて共通認識を持てる言葉ですからね。これを含めると含めないとでは、相手に間違った印象を与える与えないの話までになる。


プログラム全般を通すと、1日に3回も自分のPRをすることになる。その中で、自分の価値観を掘り起こし、それを身につけた経験を思い出して、より相手にわかりやすくストーリーや数字を含めて、話をしてみる、というのを繰り返す。すると、結構相手にわかりやすく話せるようになるんですね。もちろんこれが最善の方法で、自分の全てを説明できるようになるとかそういうことではないわけだけれど、でも間違いなく相手に強い印象を残す話し方ではあると思う。


これから話をする時に、少し大事にしてみようかな。



プロフィール
  • name/林 賢司
  • birth/1986/04/18
  • belong/KO大学4年
  • theme/自分のために、他人を幸せにする
  • "My Accept"/自分の経験から目を背けずに、「その時の自分なりに」受け止めていくこと。
  • purpose/「その時の自分なり」の解釈・観察・感情の蓄積。
  • contact/kenji[at]monoraltype.com

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